INTERVIEW -社員インタビュー-

VOL.

01

Yorio Yamaguchi

山口 順生 / 現場監督

2004年入社

山、川、道。
でっかい工事に憧れて。

高校卒業後、専門学校に通い土木の勉強をしていました。
実は僕の母も土木の仕事をしていて、イマナカは母の知人の紹介で知りました。
さっそく電話をしてみたところ、「夏休みの一ヶ月間、とりあえずアルバイトで来てみないか?」というお話をいただき、見習いとして働くところからスタートしました。最初に携わった工事は、イマナカがある多可町箸荷という地域の砂防ダム。これは災害が起きて土砂崩れが発生した際に、その土石をせき止めるためのダムの工事でした。
これまで見たことがなかった規模の大きさに驚き、意欲をかき立てられ、自分もこの仕事をやってみたいと思うようになりました。
専門学校を卒業し、そのままイマナカへ入社しました。

あの現場がなかったら、
今の自分はいなかった。

現在は、現場監督として現場の施工管理をしています。
はじめて現場監督として臨んだ工事は、今でも忘れられません。
それは多可町八千代区の河川だったのですが、雨が多い時期に加え、工期もあまりなく急ピッチで進めなければならない工事でした。にも関わらず、自分の詰めが甘く、先々の段取りを組むことができなかったのです。「明日どうするねん!」「頭の中でつねに段取りしとけよ!」と、毎日先輩に叱られる日々。
もう辛くて、帰りの車の中で泣いたこともありました。
しかし、その経験のおかげで、現場監督のあるべき姿を体で覚えたように思います。

しんどいなぁ。
でも、またやりたいなぁ。

僕たち現場監督は、現場にいる誰よりも先に、次の段取りを考えていなければいけません。
現場の責任は、僕の責任。その姿勢を、あの現場は教えてくれました。だからこそ、顧客への対応はスピーディーに。基本的なことではありますが、僕は書類作成や工期など期限が決められていることに対して絶対遅れないように意識しています。思えばあの頃、正直毎日辞めたいと思っていました(笑)。
しかし、工事が終わり完成した構造物をみると「やってよかったなぁ、また次もがんばろう」と思うんです。
仕事をしていたら、かならずしんどい時期はあります。だから僕は、新入社員の方々には少なくとも3年はつづけてほしいと考えています。しんどい時期を乗り越えると、点が線になり、やがて面になる。そこからはこの仕事、おもしろいことばっかりです。